下着が汚れたり、おしりの周りが痛いなどの症状で悩んでいませんか?
その症状は肛門周囲膿瘍かもしれません。
肛門の周りに膿がたまる状態です。
飲酒、温水便座の使用、下痢や軟便など、抵抗力が弱っているときになりやすく、肛門の中のくぼみから菌が入りこんでしまうのです
≪≪症状≫≫
浅いところの膿瘍➡痛みが強く、固く触れる
深いところの膿瘍➡腰の鈍い痛み、微熱とだるさ
肛門周囲膿瘍が進行すると肛門に向かってトンネルが形成され痔瘻と呼ばれる状況に陥ることもあります
乳児期のおむつをしているお子さんにもおむつかぶれが原因となって生じることがありますので注意が必要です。
≪≪診察・治療≫≫
浅いところは目で見て発赤や腫脹を確認し、指で触って膨らみや痛みで診断できます。
深いところは指で触って診断しますがCT検査や超音波検査で診断がつく場合もあります。
肛門周囲膿瘍を治療するには切開して膿を出すのが一番です。
切開だけでは症状の改善が長引くと予想される場合には抗菌薬を投与します。
≪≪予防≫≫
おしりを清潔に保つ・便秘を防ぐ・しっかり睡眠時間を確保する・禁煙する
お悩みの方はぜひ当院でご相談くださいね